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お通じがある=腸が健康!とは限らない

先日、アトピー相談をお受けした時の話が印象的だったので、ちょっとブログにします。


「私、便通は良いし、毎日しっかりあるんです!」


実は、この言葉、アトピー相談ではよく聞きます。

「アトピーと腸は関係している」と聞いて、便の状態を良くしようとがんばられている方が多いのです。

それは、もちろん大事なことなのですが・・・

残念ながら「お通じがある=腸が健康」とは、一概に言えないのです。。。




腸は「免疫の司令塔」

小腸には体内の70%以上の免疫細胞が集まり、「食べたもの」や「細菌」「ウイルス」などを敵か味方か判断しています。

小腸の粘膜が弱まると、アレルギーや未消化物が血流に入り込み、アレルギーを起こす

これ、アトピーと腸の本質ですね。

しかし、腸内最近のバランスが悪く悪玉菌が勇勢だったり、ストレスや冷えで腸の動きが乱れていると、便は出ていても、腸の働きそのものは弱まっていることがあります。


お通じは結果、腸の「質」は別の話

お通じはあくまでも「結果」であり、腸の質まで映し出していません

実際にアトピーのご相談を受けていると、便通が良い方でも腸の炎症やバランスの乱れがあるケースは少なくありません。

・悪玉菌が優勢で腸が腐敗傾向
・小腸の粘膜が炎症を起こして栄養が吸収しにくい
・冷えやストレスの影響で、腸の働きが不安定

こうした状態では、腸が免疫を過剰に反応させ、アトピーの炎症を繰り返す原因になります。


大事なのは、「バランスを整えること」

腸の健康は、「出るか、出ないか」ではなく、腸内細菌や粘膜、冷えやストレスなどを含めたトータルバランスです。

もちろん、出ないより、出ていたほうが良いです

それは誤解しないでね(^-^;


便がでていから、アトピーが治る!のは別問題ってことです。

逆に便が出ているのに治らないときこそ、冷えやストレス、生活スタイルなどを含めた腸の状態を見直してみましょう!



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