「めまいに効く漢方薬ってありますか?」
「不眠に効く漢方薬ってありますか?」
「アトピーの漢方薬、ください」
このようなお問合せを頂くことがよくあります。
病院のお薬の場合だと、例えば・・・
・頭が痛いならバッファリン(痛み止め)
・アトピーならリンデロン(ステロイド)
のように、「症状や症状」に対してお薬を使うことが一般的です。
漢方薬の考え方はちょっと違うんです
漢方薬の場合は、
「めまいなら、〇〇を飲みましょう!」というような決まった漢方薬があるわけではありません。
漢方薬で大切なのは、「なぜその症状がおきているのか?なぜ治らないのか?」という原因を探ることになります。
たとえば、めまいを例にすると…
・体の冷えが原因なのか?
・ストレスからなのか?
・体質によるものなのか?
・生活スタイルの影響なのか?
その背景を探り、その原因に合わせて漢方薬を使う流れになります。

めまいに使われる漢方薬の一例
「めまい」という症状だけでも、体質やその方の状態によって、使う漢方薬は変わります。
・水滞タイプ(頭重感、吐き気がある、むくみやすい)→沢瀉湯、苓桂朮甘湯など。
・血虚タイプ(血が足りていない、疲れやすい、生理痛がひどい)→加味帰脾湯、四物湯など。
・肝陽上亢タイプ(ストレスが強い、血圧が高い)→釣藤散、抑肝散など。
ほんと、あくまでも一例で、実際は漢方薬を2つ使ったり、3つ組み合わせたりするので、選択は何千通りになります(^-^;
ですので、「めまいだったら、コレ!」通販のようなお薬の選択はできないんですよね。
慢性的なお悩みはカウンセリングが必要不可欠
症状が軽く、風邪のように急性の症状でしたら、そこまで背景がわからなくも漢方薬を選べますが、
・もう10年以上、症状が続いている・・・
・生まれつき、アトピー
・色々な病院に行ったけど、改善しなかった・・・
といった、慢性的な症状の場合は、簡単に「〇〇飲めば大丈夫!」とはいかないのが現状です。
だからこそ、背景をしっかり伺い、その方にあった漢方薬を見極めることがとても大切なのです。
あらためてお時間ください。
めまい、不眠、アトピー・・・だけじゃなく、何か慢性的な病でお悩みの場合は、お時間いただいて、カウンセリングさせて頂けると幸いです。
あなたの体質、生活習慣、その症状にあった漢方薬、そして、治すために必要な養生法もしっかりアドバイスさせて頂きます。
ご予約フォームからご予約できますし、LINEから直接、もちろんお電話でも大丈夫です。まずはご予約をお取りいただき、その後ご来店頂けると幸いです。どうぞ、お気軽にご相談ください。